ブログ
ブログ
ベビーシッターを活用したい、と思った時に最初に調べるのは、お子様を安心して預けられる相手かどうか。その次に考えるのは、ご予算との兼ね合いではないでしょうか。
依頼先を検討し料金を算出して、活用するかの結論を出す前に是非知っておきたいのが、各種助成制や補助券、割引制度の存在です。
ベビーシッターサービスを割引利用できる制度には、大きく分けて以下の種類があります。
本記事では、①国(こども家庭庁)の支援制度(『ベビーシッター利用割引券』)の概要と使い方をご紹介します。
※2025年1月現在の情報です。
※最新の状況や、各制度の詳細、については各自治体や団体HPをご確認ください。
「ベビーシッター派遣事業」は、仕事と子育ての両立を支援する目的で、「こども家庭庁」が行っています。
財源は、厚生年金保険に加入する従業員のいる事業所からの保険料(税金に準ずる公金)の中に組み込まれている、「事業主拠出金(子ども・子育て拠出金)」です。
実際の窓口は委託先である「公益社団法人全国保育サービス協会」です。。
全国の厚生年金適用事業所が対象で、『ベビーシッター利用割引券』を使って支援を行います。
1 ベビーシッター派遣事業 [通常分]
・利用者本人と配偶者の就労のために利用するベビーシッター料金が対象
(入会費、年会費、キャンセル料、交通費、保険料等の不随する料金は対象外)
・乳幼児~小学3年生まで(例外規定あり)
・割引券1枚で2,200円分。児童1人につき1日(回)2枚まで、1家庭につき月24枚・年間280枚まで。
※産前産後の休業時や育児休業、介護休業等の期間で職場への復帰のためにベビーシッター派遣サービスを利用する場合には仕事中でなくても年度内4枚まで使用可。
2 ベビーシッター派遣事業 [多胎児分]
・就学前の双生児等多胎児へのベビーシッター料金が対象で就労しないリフレッシュでの使用ができる(入会費、年会費、キャンセル料、交通費、保険料等の不随する料金は対象外)
・割引券1枚で双生児は9,000円分、三つ子以上は18,000円分。1日(回)につき1家庭1枚。年度内2枚まで。
※〈多胎児用割引券〉令和6年度多胎児用割引券の手引き
『ベビーシッター利用割引券』を利用できるのは、以下の2つの条件を満たした場合です。
・ご勤務先(直接雇用)が承認事業主である
※承認事業主とは、全国保育サービス協会に申請して承認され、割引券を入手している会社です。
※〈割引券承認事業主一覧〉https://acsa.jp/htm/babysitter/approvai_proprietor_list.htm
・幼児~小学校3年生の児童の保護者である
※障がい者手帳、療育手帳等の交付を受けている場合は小学6年生までの児童が対象
『ベビーシッター利用割引券』が使えるのは、割引券等取扱事業者に対してのみです。
※割引券等取扱事業者とは、全国保育サービス協会に承認されたベビーシッターサービス事業者です。
※〈割引券等取扱事業者一覧〉https://acsa.jp/htm/babysitter/ticket_handling_list.htm
・家庭内における保育や世話、ベビーシッターによる保育施設への送迎(家庭と保育施設との間の送迎のみが対象)
・以下に関しましては助成対象外となります。
入会費、年会費、キャンセル料、交通費、保険料等の不随する料金
労働時間外や休日の利用、家庭以外の場所での保育、家庭での保育が含まれない送迎のみ︎
保育等施設間や習い事等への送迎︎、同一家族以外の複数の乳幼児等の同時送迎
長時間の外出のためのベビーシッターサービス、洗濯、掃除炊事等の家事サービス
※割引券は電子チケットです。勤務先が承認事業主であることが確認できたら、以下の流れで利用することができます。
➧ ご勤務先の担当者に、割引券を申請する
➧ 自身の名前で割り当てられた割引券を企業の担当者より受け取る。割引券はURLでの発行となりスマートフォンでご確認できる(※利用前に割引券有効期限を確認する)
➧ 割引券等取扱事業者一覧からベビーシッター事業者を選び、予約をする
➧ ベビーシッターサービスを利用する
➧ ベビーシッター利用後、当日の利用情報を手持ちの割引券に入力する(入力が完了すると取扱事業者に割引券が提出される)
➧ ベビーシッター利用料金の精算をする(精算方法は利用したベビーシッター事業者にご確認ください)
〈ベビーシッター派遣事業要綱〉https://acsa.jp/images/babysitter/babysitter-ticket-guide.pdf
〈全国保育サービス協会 割引券申請サイト〉https://bs-ticket.jp/
本記事では ①国(こども家庭庁)の支援制度(『ベビーシッター利用割引券』)の概要と使い方 についてご紹介しました。
お子様の年齢や居住地、勤務先、依頼するベビーシッター事業者など条件が合えば、思いもかけないほどお得な金額でベビーシッターを活用できるかもしれません。
また、助成制度に登録できるのは、審査を受けて認定されたベビーシッターサービス事業者なので、安心して預けられる目安にもなります。
各種割引制度を使い、そこで認定されたベビーシッター事業者を選ぶことは “子どもの安全” と “料金の利点” の2つの面で安心の目安になりえます。
お気軽に資料請求・お問い合わせください。