ブログ
ブログ
東京都ベビーシッター利用支援事業は、理由を問わず利用できる「一時預かり利用支援」と、待機児童の家庭などが1時間150円で利用できる「事業者連携型」の2本立てです。
この記事では、2つの違いと「2026年10月時点で予約が取りやすいのはどちらか」を図表で整理します。
※2026年10月14日時点の情報です。
※最新の状況や各制度の詳細については、東京都福祉局や各区市町村のHPをご確認ください。
目次
都が認定したベビーシッター事業者を利用したときの利用料を、区市町村と都が助成する制度です。利用者の窓口はお住まいの区市町村になります。
※認定事業者と契約していても、都の要件を満たしたシッターが保育した分だけが助成の対象です。
| 項目 | 一時預かり利用支援 | 事業者連携型(待機児童等向け) |
|---|---|---|
| 目的 | 突発的な事情、社会参加、リフレッシュなどで一時的に必要になった保育。保護者とシッターの共同保育も対象 | 保育所等に入れるまでの代わりの保育。育休満了後の復職、夜間帯の保育も対象 |
| 利用理由 | 問わない。保育認定の有無も問わない | 待機児童・育休満了・夜間帯就労のいずれかに該当し、区市町村の対象者通知書が必要 |
| 対象児童(都の基準) | 未就学児。障害児は小学6年生まで。学童クラブの待機児童対策計画を持つ区市町村は小学3年生まで | 保育所等の0〜5歳児クラス相当。区市町村が0〜2歳児クラスに絞る例あり |
| 助成の形 | 利用料のうち1時間2,500円(22時〜翌7時は3,500円)を上限に補助。いったん全額払い、後から申請する償還払い | 専用システムの助成券を使い、利用者負担が1時間150円(税込)になる |
| 上限時間 | 児童1人あたり年144時間。障害児・ひとり親家庭・多胎児は288時間 | 保育短時間認定は1日8時間・月160時間、保育標準時間認定は1日11時間・月220時間 |
| 利用できる日時 | 24時間365日。土日祝・年末年始も対象 | 月〜土の7時〜22時(祝日・年末年始を除く)。夜間帯保育の対象者は24時間365日 |
| 事前手続き | 不要。ご利用後に区市町村へ申請 | 必要。区市町村の対象者通知書、専用システムのアカウント発行(初回利用の10開庁日前まで) |
| 実施自治体 | 23区すべてと9市2村(計34) | 14区10市(計24) |
| 都の認定事業者数 | 37社(2026年9月28日時点) | 17社(2026年3月23日時点) |
| 開始 | 区市町村ごとに異なる(2026年度から世田谷区・国立市・西東京市が開始) | 平成30年度(2018年度) |
※一時預かり利用支援の使い方は【2026年10月最新】東京都ベビーシッター利用支援事業「一時預かり利用支援」の使い方:対象・助成額・申請方法と、きょうだい2人を1人で見られる「配置基準の特例」、事業者連携型の使い方は【利用者向け】東京都ベビーシッター利用支援事業「事業者連携型」の使い方:1時間150円の仕組み、対象者、申請の流れ(2026年度版)で解説しています。
自己負担150円の事業者連携型は魅力的ですが、「契約できる事業者が見つからない」「希望の曜日・時間に対応してもらえない」という壁にぶつかる家庭が少なくありません。都の公開情報を読み解くと、背景には3つの構造的な理由があります。
| 項目 | 一時預かり利用支援 | 事業者連携型 |
|---|---|---|
| 依頼の単位 | 単発・短時間(残業の日だけ、通院の日だけ) | 毎日・長時間(月160〜220時間を1対1で) |
| シッターの要件 | 資格と研修の組み合わせで7類型。幅広く認められる | 都の指定研修を修了した「指定研修修了者証」の保有者のみ。他制度の研修歴は流用不可 |
| 料金の決め方 | 事業者が自社の料金を設定し、その一部を補助 | 「利用者負担150円+都の助成」で固定。事業者は通常料金を適用できない |
| 利用できる日時 | 24時間365日 | 月〜土の7時〜22時(夜間帯保育の対象者を除く) |
| 事業者側の体制 | 空いているシッターを単発で充てられる | 研修修了者2〜5名のチームで1人のお子さまを担当し、月48時間以上の提供体制が必要(都の認定基準) |
| 手配の保証 | — | 「希望するすべての日時に手配できることを保証するものではない」(約款第6条) |
結果として、「使いたいときに使える」確率は一時預かり利用支援のほうが高くなります。2026年10月からは、きょうだい2人を1人のシッターで見られる特例に対応する事業者も20社公表されています。
・毎日の保育が必要なら、まず事業者連携型の対象者通知書を取り、認定事業者17社に早めに(できれば複数社へ同時に)相談する
・契約先が見つかるまでの期間や、対応してもらえない曜日・時間帯は、理由を問わず使える一時預かり利用支援でつなぐ
※2つは別の制度なので、同じ利用回で申請が重複しなければ併用できます(新宿区の案内)。詳しい条件はお住まいの区市町村にご確認ください。
| 変更点 | 内容 | 制度 |
|---|---|---|
| 配置基準の特例(10月1日利用分から) | 満1歳以上のきょうだい2人までを、保育士または看護師のシッター1人が自宅で保育しても助成対象に。これまでは原則1対1 | 一時預かり |
| 上限時間の拡大 | 障害児・ひとり親家庭の上限が年144時間から288時間(多胎児と同じ)に。障害児の対象年齢は小学6年生まで | 一時預かり |
| 実施自治体の拡大 | 世田谷区・国立市(4月)、西東京市(7月)が開始し、23区すべてで利用可能に | 一時預かり |
| 対象児童の範囲 | 都の約款では0〜5歳児クラス相当。実際の対象は区市町村が設定し、0〜2歳児クラスに限る区もある | 事業者連携型 |
※採用していない区市町村もあります。
| こんな状況 | 向いている制度 | ひとこと |
|---|---|---|
| 保育園に入れず、復職して毎日預けたい | 事業者連携型(第一候補) | 事業者と契約できることが前提。見つかるまでは一時預かりでつなぐ |
| 育休中。週に数時間、リフレッシュや通院の時間がほしい | 一時預かり利用支援 | 理由は問われない。事前登録なしで使える |
| 保育園に通っているが、残業や土曜出勤のときだけ頼みたい | 一時預かり利用支援 | 在園児も対象。土日祝も助成される |
| 夜勤があり、夜の保育が定期的に必要 | 事業者連携型(夜間帯保育)または一時預かり | 連携型なら24時間365日・月220時間まで150円。一時預かりは22時〜翌7時が3,500円上限 |
| 1歳と3歳のきょうだいを同時に預けたい | 一時預かり利用支援+配置基準の特例 | 2026年10月から保育士・看護師のシッター1人で可。特例対応事業者を選ぶ |
| 障害のあるお子さま、またはひとり親家庭 | 一時預かり利用支援 | 年288時間まで。障害児は小学6年生まで対象(区市町村で確認) |
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 契約時に「都の制度を使いたい」と伝える | 認定事業者でも、すべてのシッターが都の要件を満たすわけではない。一時預かりなら「要件証明書を発行できるシッター」を依頼。事後では対応できない場合がある |
| 助成されるのは「保育料」だけ | 入会金、年会費、交通費、キャンセル料、保険料、おむつ代などの実費は対象外。送迎のみの利用や家事代行も対象外 |
| 助成金は非課税。運用は区市町村で違う | 令和3年度の税制改正で非課税所得に(確定申告不要)。対象年齢、申請の締切、288時間枠の範囲などは区市町村ごとに確認 |
※【利用者向け】事業者連携型の使い方:1時間150円の仕組み、対象者、申請の流れ
https://ssl.takamisupply.co.jp/blog/18379/
※【2026年10月最新】一時預かり利用支援の使い方:対象・助成額・申請方法と「配置基準の特例」
https://ssl.takamisupply.co.jp/blog/18380/
※2026年度最新版 ベビーシッター派遣事業の割引額が「2,300円」に増額 変更点と背景をわかりやすく解説
https://ssl.takamisupply.co.jp/blog/17250/
※割引券と助成制度②|地方自治体独自の支援制度
https://ssl.takamisupply.co.jp/blog/14177/
※〈東京都福祉局〉ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(2026年9月30日更新)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/bs/bsitijiazukari
※〈東京都福祉局〉ベビーシッター利用支援事業(事業者連携型)(2026年9月8日更新)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/bs/bsjigyousyarenkeigata
※〈東京都福祉局〉令和8年度 事業者連携型 利用約款(PDF)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/babysitter_terms_of_use-pdf-1
※〈東京都福祉局〉令和8年度 一時預かり利用支援 補助要綱(PDF、2026年10月1日施行)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/2026-09-10-094926-406
※〈東京都福祉局〉令和8年度 事業者連携型 参画事業者認定基準(PDF、2026年9月1日施行。研修修了者のチーム保育、月48時間以上の提供体制)
※〈東京都福祉局〉事業者連携型 認定事業者一覧(2026年3月23日更新、17社)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/bs/jigyoushalist
※〈新宿区〉ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(他制度との併用の考え方)
https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/kodomosc01_000001_00044.html